高齢者に多い疾患 認知症⑦

 

 

 

 

 

おかしいな?と感じたら、まずは専門医を受診しましょう
人間の脳は50代をピークに老化現象が始まるといわてれいます。年相応の物忘れであれば、それほど心配はありませんが、ごく初期の認知症は、年齢相応の物忘れと見分けがつけにくいのです。
しかし、認知症を発症された多くの方が初期段階で「病気」とは気づかれないまま症状が進行していたり、初期症状に気づいても、どうしたらいいかわからずに、そのままになっていることが多いようです。
もの忘れがひどくなったり、家族から、もの忘れをたびたび指摘されたら専門医への受診をおすすめします。
認知症の正確な診断には、専門医のいる病院を受診して下さい。専門医の多くは「もの忘れ外来」「認知症外来」「精神科」「神経科」「精神内科」「脳外科」「老年科」にいます。
もの忘れが心配で、自ら受診する人もいますが、認知症であることを認めたくないこともあり受診を拒む方が多いようです。本人が受信を拒むのは、もの忘れによる失敗が増え、おかしいな?と思うことが多くなり、心に大きな不安を抱えているからかもしれません。
病院に行くことを話す際には、本人のプライドを傷つけないように、たとえば「もの忘れが少し心配です。たいしたことはないかもしれませんが、一度診てもらいましょうか?」など、家族が心から心配していることを丁寧に伝えましょう。
早期に発見することで、認知症の症状を遅らせることも可能です。また、病気が理解できる時点で受診することで、少しずつ病気に対する理解と対応法を身に付けていくこともできるかもしれません。そうすることで、症状が進行した場合の、生活上の障害を軽減でき、その後のトラブルを減らすことができることもあります。
また、専門医に相談することにより、家族も認知症にについての正しい知識が得られ、その後の介護にも役立ちます。

認知症の診察や検査
認知症かどうかを判断するために、病院で行われる一般的な診療や検査をお話しします。
認知症では記憶障害、見当識障害などの「認知機能障害」、妄想、うつ状態などの「精神症状」などが認められます。こられの症状は、発症から経過年数などによって大きく異なります。まずは、認知症の原因となる疾患を特定する検索を行います。
●問診
付き添いの家族と本人に、日頃の様子や病歴、服用している薬などを聞かれます。記憶障害がはじまった時期や、現在の様子。幻覚や幻視、妄想の有無。過去の病歴やケガ。日常の様子などを聞かれますので、受信前に、メモをしておくといいでしょう。
●心理検査・知能検査
本人の記憶力や認知機能を調べます。改訂長谷川式簡易認知評価スケールやMMSE(ミニメンタルステート検査)などを行います。検査で得られた結果は、病気の診断や、患者さんにとって適切なケアを考えていくために重要な情報となります。
●血液検査
認知症と間違われやすい症状に意識障害があり、意識障害が疑われる場合、その原因を調べます。
●画像検査
脳の委縮や変形、血流を調べます。脳の形の変化をみるCT、MRI(磁気共鳴画像)と、働きの異常をみつけるSPECT(脳の血流をみる)、PET(脳の代謝をみる)が主な検査です。

認知症の治療方法・脳のリハビリテーション
認知症を根本治療する薬がないため、認知症の治療では、脳の活性化訓練(リハビリテーション)も行います。のうを活性化することにより、認知症の進行を遅らせたり、身体機能の維持・向上、生活向上なども効果があると言われています。代表的な脳の活性化訓練(リハビリテーション)は、昔の写真や遊び道具を見ながら思い出話をして、認知機能を改善する「回想法」。懐かしい歌を歌うことにより、その思いでを語り合うことで脳が活性化する「音楽療法」。絵画、陶芸などを制作することで、生きがいを見出す「芸術療法」。体を動かすことで脳細胞を刺激する「運動療法」などがあります。
 脳の活性化訓練(リハビリテーション)などの、非薬物療法の効果は科学的なデータで証明されていないものもありますが、楽しみながら行うことにより、コミュニケーション感覚を保ったり、生活意欲の向上にも効果が期待されています。

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